前回からの続きだよ。
普久川の登り1回目後~奥の登り
普久川1回目の後、筆者とインストラクターさん達の近くの人達で自然と集団を形成、アップダウンの続く下り基調の海沿いの道を進みます。
集団の人数はたぶん20人くらい。
いかんいかん、補給しとかなきゃ。
とりあえず持ってきたソイジョイを食べときます。
・・・
咀嚼するのが結構しんどいです。
これは失敗した・・・けどとりあえず補給はできたから良しとする。
しかしこのアップダウンの雰囲気は確かに道志みちっぽい。
この1回1回の登り返しが勢いだけで乗り越えられない感じがかなり似ています。
某有名ショップがツールドおきなわ対策で道志みちを走る理由にも納得。
平均速度でみると結構な速度で走れているはずなんだけど、下りで速度が上がっても登り返しで直ぐに勢いが殺されている感じなので、どんなペースで走れているのかがよくわからないですね・・・
心拍数も今は下り基調の道なので150前後と落ち着いている。
所々の登り返しでパワーが瞬間的に350~400[W]、心拍数が165前後まで跳ね上がっては落ち着くのを繰り返しながら進みます。
©allsports.jp
レース中なのでよそ見は出来ませんが、道中、視界が開けるところから見れる景色は素晴らしい。
ある程度進んでまた登り返しだと思っていたら少しだけ続く登り、たぶん100m程度のUP。
ケイデンス90前後で心拍数は170程度、パワーは270[W]くらい?で乗り越えます。
その後は市民100kmのスタート地点。
市民100kmはまだスタートしていないようで、スタートを待つ人々の待機列の横を通り過ぎます。
キャノンボールさんもどこかに並んでいるはずだけど、やはり発見することはできず。
そして市民100kmのスタート直後の集団振るい分けの登り、奥の登りへ突入。
ここもケイデンス90くらいで淡々と登ります。
心拍数は170前後と筆者としては高めだけど、パワーは250[W]くらいなので、ある程度余裕のあるペース。
ここで前方を走っていた10人くらいの集団に追いつき、筆者達の集団は30人くらいに。
奥の登りは2kmくらいだと思っていたけど意外と長いですね・・・
奥の登り~平坦区間
登り終わった後は辺戸岬の近くを通り過ぎ、市民140kmと100kmでは唯一と言える平坦区間へ。
大体45km地点くらいですかね。
それなりに平坦で風向きも悪くないので平均速度も上がってきます。
途中、誰かにすごい勢いで抜かされたと思ったら、後方から迫る市民100kmの大集団。
先ほどの人は序盤で逃げを決めるためのアタックだった模様。
市民100kmの人達はスタートしたばかりなのでとても元気です。
市民100kmの集団に飲まれた筆者達も一気にペースアップ。
この集団でもチェーン落ちやボトル爆弾が発生してましたので、回りに注意しながら走ります。
速度は43km/h前後、心拍数も150前後まで上がり、瞬間的に350[W]くらいが連発される。
割としんどいですが、平坦区間も良いペースで走れています。
このまま行ければ予定通り、11時頃には普久川2回目の関門を通過できそうだと考えながら走る中、額から流れた汗が口の中に入る。
何だか違和感。
筆者の汗ってこんなにしょっぱかったっけ?
何だか嫌な予感がします。
冷静になってみると、太ももの付け根の筋肉がかなり張っており、攣りそうな雰囲気があります。
このままだと、たぶん普久川2回目で脚が攣る。
予定よりかなり早いですが、ここで電解質パウダーの袋を開けて半分ほど直接飲みます。
既に手遅れかもしれないけど効いてくれるのを信じよう。
そしてメイタンレッドも一緒に飲んで、体に気合を補給。
補給後は間もなく普久川2回目の登りへ突入。
ここから完走のための地獄の闘いが始まります。
だが、この時点で筆者はそんなことをまったく想像すらしていないのであった。