怪我の影響でここ最近まともに走れていませんが、今日は自慢話をします。
筆者はツール・ド・おきなわ市民140km完走に挑んだ後に、とある小規模なクリテリウムレースに参加したところ、なんと優勝してしまった。
まぁ、そのレースの二日後にすっ転んで怪我して筆者の今年のロードバイク生活は色々と台無しになっちゃったんですけどね!
勝利できたのは筆者が勝手に師匠としている方からアドバイスを頂いていたおかげだと思っていますので、その内容を整理しようと思います。
勝つためには自身の脚を見極めてレース選定すべし
筆者はお師匠様と出会えて自身の脚質まで知ることができたのは幸運でした。
お師匠様から教わりましたが、ある程度(といっても毎月1000km以上だと思う)走り込めているのならば、自身の脚質を見極め、出場するレースとクラスと走り方を考えれば勝てる可能性は十分にあるようです。
レースで勝利を狙うとき、筆者のような初心者の場合でもコースに対する脚質の相性はやっぱり重要みたいです。
実力が拮抗しているときの勝敗差はこれで決まってくるらしい。
これはプロのレースを見てても明らかだと思います。
クライマーはゴール前のスプリントでスプリンターには絶対に勝てないし、スプリンターは長い登坂でクライマーには絶対に勝てないですからね。
あとは走り方ですね。
耐えるところと仕掛けるべきところ・・・これもコースと脚質で変わってくるようです。
効果の薄いところでアタックしても消耗するだけですからね。
筆者はクリテリウム向けのようですが、人によってはエンデューロや耐久レースの方が向いているでしょう。
スプリンター、クライマー、オールラウンダー、ルーラー、パンチャー、TTスペシャリスト、ダウンヒラーというような脚質の分類だけでなく、さらに超短距離向け、短距離向け、中距離向け、長距離向け、超長距離向けといったような距離の向き不向きもあるようなので。
以下、余談。
参考情報:筆者が勝利したレース概要
筆者は今回、クリテリウムレースに参加。
17km程度の長さで周回コースのクリテリウムレース。
コースは僅かに起伏がある感じ。
データでみると1周で4m程度の起伏あり。
初心者向けクラスでエントリーしました。
(レース経験5回以内が目安)
筆者も幕張、川崎、GSR、おきなわ140kmと計4回しかレースに参加したことない初心者さんですからね。
ちなみにこのクラスの参加人数は40人程度でした。
何故そのレース?
お師匠様から「短距離でパンチャー優位なコースだから出てみれば?きっと闘えるよ」とのアドバイスを頂いたためです。
筆者は以前、お師匠様より「パンチャー脚質で短~中距離の方が向いているっぽい」と言われていたので、それを確認してみたかったのもありました。
レースでの走り方
パンチャーは走りのキレで勝負するらしい。
ということは、なるべく引かないようにしながら集団前方付近に位置取り、中切れを起こすことを意識してみよう。
特に登り始めで仕掛けるのが効果的なんだとか。
そして逃げには付き合わない。
筆者が逃げに付き合った場合、確実にタレる自信あります。
それに逃げはルーラーの戦法ですからね。
こんなことを考えながら走っていました。
途中、メイタンゴールドを飲んで気合も入れる。
コーナー後の立ち上がりと、登り始め、みんなが辛そうなところで逆に少し踏む。
間隔としては1分おきにパワー500~600W程度の加速を2~3秒を繰り返す。
インターバルっぽいことをずっとしていたら、ラスト1周で人数が絞られた。
ゴール手前50mくらいまでは息を潜めて、そこから飛び出してそのままゴール。
レースはそんな感じでした。
レースの主導権を握るってこういうことなんだな、と思いましたが踏むのは登り始めだけで十分だったかもしれない。
けど一瞬だけパワー出すのを繰り返すのはそんなに苦じゃなかったですし、レース全体を通しても超絶キツいとは感じなかったです。
やはり筆者はパンチャー脚質なのか!?
レースデータ
おまけ程度に。
しかしサイコンのボタンを押し忘れていたのためデータは残っておらず・・・
ただ、一緒に参加した仲間のデータがありましたので、それを参考にすると以下の通り。
・スピード : 平均39.95km/時 最高55.4km/時
・パワー : 平均252[W]
※友人は筆者より1.5秒遅れでゴール。
下りもあるコースなので最高で55.4km/hまで出ていた。
初心者クラスでも優勝するにはこれくらいのパワーは必要らしい。
500~600Wくらいのピークは頻繁に立っていました。
ちなみに筆者のゴール時の心拍数は182[bpm]でしたね。
ゴール後にボタンを押したら、そこから記録スタートしていたので・・・
感覚的にはレース中、平均165[bpm]以上だったと思います。
しかし今回、レースの優勝争いに初めて絡みましたが、ゴール前の1秒差ってとても大きい・・・そう思いました。
ゴール後にリザルトをみて気付きましたが、40km/h以上の速度域での1秒差ってロードバイク1台分くらいの差だったんですよ。
ちなみに2位との差は0.5秒。
ホイール一個分くらいの差だったと思います。
「自転車レースは0.1秒を争う競技なんだな・・・」と改めて実感しましたよ。
追い掛ける側だと、その僅かな差が詰められるようで中々詰められないんですよね・・・