初心者のいきなりツールド・おきなわ市民140km挑戦記【安部関門~川上関門~ゴール】

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©allsports.jp

つづき。ラスト。

安部関門~羽地ダムの登り

安部関門通過後は再び登り返し。

ここも脚攣り状態に何とか耐えながら登ります。

しかし暑い・・・

サイコンの気温表示は28℃。

この時期の東京では考えられない気温です。

補充したボトルをも早速1本使い切ってしまった。

2本じゃ足りなかったぽい・・・また失敗ですね。

そしてツールドおきなわも後半半ばまで来ると死屍累々・・・

ここまでで既に何度か見かけていますが、宮城関門以降の登り返しの道端には必ず誰かが横たわっており、脚を抑えたり揉んだりしています。

見るに堪えない悲惨な光景で、何だか泣きたくなってきます。

はっきり言えば、筆者の状態もその辺で横たわっている人達と大差はなく、何時そちら側になってもおかしくはありません。

筆者の脚も”辛い”を通り越して何だか冷たい感覚が・・・

途中、筆者ののボトルをたくさん受け取っていた方が、道で横たわっていた人に対して「ボトル入りますか?」と声を掛ける。

すると道に横たわっている人から「いや、大丈夫・・・」との回答。

どうやら熱中症ではないようだ。

しかし何と心優しき人なのでしょうか!

その優しさ、代わりに筆者が頂いてもいいですか?

筆者「代わりにボトル貰ってもいいですか!?水分足りてなくて・・・」ハァハァ

隣人「あ、はい」

という訳で隣の人からボトルを1本貰いました。ありがたや。

待宮先輩もびっくり。

その後は5km程度の僅かな平坦区間に入り、川上関門へ段々と近づけていますが関門時刻も迫ります。何とかいけるか?

集団内のメンバーも疲れ果てており、先頭ローテーションがあまりうまくいきません。

タイムさんからも「脚攣った!」との声。

筆者の脚もかなり前から限界を迎えていますが、平坦ならまだ多少はペダルを回せるのでちょっとだけ先頭を引いて集団に貢献。

ある程度走ると、平坦区間の道も段々と登りの雰囲気に変化。

川上関門前に立ちはだかる最後の登り、”羽地ダムの登り”です。

羽地ダムの登り~川上関門~ゴール

この羽地ダムの登りを乗り越えれば川上関門です。

時間にそこまで余裕はありませんが、今までのペースで同じように登れれば間に合うはず。

しかし一直線にそびえ立つ羽地ダムの登りは壁の如し・・・

既に限界を迎えている状況で斜度8%以上の登りは非常に辛い!

けど何とか、何とか耐えるんだー!!

が、思いとは裏腹に筆者の脚は再び大破。

ペダルが回せなくなり、ここでまた地面に脚をついてしまいます。

何とか集団についていこうと再起を試みますが駄目。

200mくらい進んだところで再び脚を地面についてしまいます。

とうとう脚が完全に終了・・・

脚が回復する気配がまったく無い・・・

とにかく、歩いてでも進もうとしてみますが、歩いたら歩いたでやはりハムストリングスが激しく攣った。

しかし登り坂はまだまだ続いています。

時間にも余裕がありません。

余りにも絶望的な状況に、思わずしゃがみ込んでしまう・・・

ここまで耐えたのに最後の最後で終わってしまう運命だったのか・・・

・・・

・・・あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!

ざけんなー!ここまで来たのに終わって溜まるかー!

この日のためだけに今年は毎月60時間近くの余暇時間と給料の大半と10万以上の旅費と有給まで費やして来たんだぞ!

それだけ費やしておいて、また来年♪なんてことにして溜まるかー!

ここで今まで使用を控えていたダンシングを開放。

攣った状態の脚でみっともないダンシングをしながら何とか漕ぎます。

ダンシングは踏み気味になるので脚が攣りやすいのですが、もう既に攣りまくっているので関係なし。

むしろシッティング時に使われていなかった筋肉を生かせている感じがあり、今の状態だとダンシングで漕ぐ方がまだ進めます。

もはや完走に対する執念と怒りだけが燃料です。

この執念、御堂筋くんに負ける気がしません。

筆者はクソみたいな速度しか出せていませんけどね。

執念のペダリングによりトンネル入り口が見えてきて登り区間が一旦終了。

と思っていたらトンネルを通過した後に登り返し。

ここでまた脚が大破、地面に脚を着いてしまう。

上半身も疲れきっているのでダンシングもやはり辛い。

何とか気合で登り返しを乗り越えます。

その後は下りながらサイコンで走行距離を確認。

既に関門までの計算上の距離135kmは超えている。

が、まだ関門らしき場所がみえない・・・

ガーミンのサイコンのクソがー!

走行距離は何km狂ってやがるんだぁ!

焦りながら必死で回していたところ、先の十字路あたりに関門らしきところが。

あれが川上関門っぽい・・・

時刻はまだ14:00にはなっていなかったので、何とか川上関門を突破することができました。

やっぱりギリギリでしたね・・・

去年や一昨年のように関門時刻が13:50だったら駄目だったかもしれません。

ちなみにここからは14:30までにゴールに辿り着ければ大丈夫らしい。

あと7km程走ればゴールですが、その7kmが遥か遠くに感じます。

脚が本当にヤバイのでまったく気が抜けません。

川上関門突破後、まさかのDNFは避けたい・・・

ここで後方から3人程の集団、「乗りますかー!?」と声。

「脚が終わってて先頭引けないけどいいですか・・・?」と聞いたところ、「全然良いですよー」とありがたい回答。

しかし列車に乗ったはいいが、500mくらいで千切れる。

全然付いていけない・・・

そしてゴール前のちょっとした登り、通称ジャスコ坂で脚が再び大破。

ここでまた少し歩きます。

くそー。ちょっとした坂道なのに。

ジャスコ坂を乗り越えた後は、見覚えのある道に。

急げ急げ。ゴールはまだか。

ちょっと先にやっとゴールらしきところが見えました。

ここからスプリントごっこ開始。

250[W]くらいしかでません(悲)

そしてゴール・・・

完全に燃え尽きました・・・

へろへろです。まともに歩けません。

今日は筆者の人生で最も過酷で濃密な5時間になった日なのは間違いありません。

ロードバイクから降りて地面に座り込み、エース様さんとキャノンボールさんを待ちます。

腕を見ると、すごいことになってます。

というか全身がヤバイ。

この白い粒は全部、砂じゃなくて汗が乾いた後の塩です。

こんなに汗を掻いたのは初めてです・・・

しかし何とか完走できましたが、何だか敗北感で胸が一杯です。

筆者は何回も何回も地面に脚を着いていましたからね。

試合には勝ったが勝負には負けた感じです。

本当にツールドおきなわはとても厳しく過酷で辛いレースでした。

ロードレースってこんなに過酷だったのか・・・

トライアスロンが鉄人レースなら、ロードレースは間違いなく超人レースですよ。

けど走れてよかったなぁと本当に思います。

肉体的にも精神的も己の限界以上の力は間違いなく引き出されました。

それが明確に経験できたのも本当によかったです。

いつか市民210kmにも挑戦したいですね。今度は脚を地面に着かないで。

最後に一言。

ツールドおきなわは最高でした!

おわり?

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